「ひきだし」第10回 カンニングの心理について

 もう「ひきだし」が10回目になりました。まだ私しか読んでいないと思います(笑
 今日は、突然ですがカンニングの心理についての話です。

 試験監督をしていると、あの子は「カンニング」しているな!とすぐに分かります。その時に思うことは、『悪い点数を持っていけば、怒られるのだろうな!』ということです。
 何のために学びをしているか!の「前提」が崩れて来ていることを周りの大人が気づいて上げてないことに・・・。

 生きていれば、うまくいくときと、失敗するときがあります。いや、失敗の方が多いと思います。けれど、行動しなければ「失敗はない」のです。ここは大事なところだと思います。子どもが、失敗しても再度挑戦しようと思うように接することがどれだけ大事!なことか。

 これは、お子さんが小さいときの付き合い方で別れてくると思います。

 お子さんの「表面的な結果」だけを見て「否定的なことば」をかけ続けて育てると、自己肯定感はしぼんでいきます。『ぼくって、私ってやっぱりダメなんだ!』という思いが蓄積されていくだけです。

 その「結果」の背景を本人が「振り返れる」雰囲気を事前に作っておくことが必要ですし、本人一人でうまく「振り返り」ができないときは、周りの大人が「並走」してあげ一緒に考えることで「再挑戦してみよう!」と前向きな思考になります。失敗までの過程で「できているところ」を認め、褒めることがとても大事です。

 これで、ストレスが軽くなりますね!明るく前向きな学びを楽しんで欲しいと思います。


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