「ひきだし」第17回 私の失敗談

 今日は、私の失敗談をお話しします。

 今から17年か18年前に、ある生徒に「がんばれ!」と声をかけたところ、「先生。私はがんばっています。」「これ以上どう頑張ればいいのか教えてください?」と言われたことがありました。

 私は『生徒を励まそう』としたつもりだったのですが、逆に生徒を傷つけてしまうことになりました。本当に、生徒のことを知ろうとしていたのか?生徒が興味あることや学校生活のこと、必死に勉強していることを受け止めていたのだろうか・・・?

 それからしばらく、気まずい関係になりました。
 猛省です。
 私は仕事柄、自分の子どもたちが休みの日が忙しい仕事です。ですから我が子の子育てについては、妻まかせ。朝から晩まで、家事、育児に追われ、そのうえ仕事もし、嫁姑の戦いもあり、くたくたになっている妻に「もっとがんばれよ」と言っていたら今の生活は、なかったかもしれません。(夫婦喧嘩はしましたけれど・・・)

 「がんばれ!」という言葉は、相手によっては「今がんばっていない」と、相手を否定する言葉になることに気づいていなかった(考えていなかった、横柄な態度でした)。

 その生徒に謝りました。
 「あの時、よくがんばっているね!」と声をかけることが必要だったことを素直に話しました。「それを教えてくれて、ありがとう」とお礼を言いました。

 「がんばれ」という言葉は、相手を選びますが、「がんばっているね!」という言葉は、言ってはいけない人はほとんどいない。それからは、「がんばっているね!」という言葉を使うようになりました。

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「ひきだし」第16回 『気が利く』=「疲れる」

 大人でも何か、心配事があるときはもちろんですが、何もないのに疲れるという場合があります。経験ありませんか。____子どもの場合は、どうなのでしょうか?

 「この子、気が利くね!」と言う時ありますよね。そこで『気が利く』とはどんなことなのか調べてみました。

 一般的に『気が利く』と言われる場合には二つのパターンがあるようです。一つは他人のことにも気が回るパターン、もう一つが先の先まで見通して対処できるパターンだそうです。

 前者の場合は、相手の立場になって物事を考えられる。自分に直接かかわることならば気がつきますが、自分とは関係のない他人のことまで気がつくとき、『気が利く』と言われます。それは、自分という視点から離れて、相手の視点で物事を見渡せる客観性と、その相手の立場になって物事を理解できる共感性ゆえに可能になることだそうです。

 また、後者の先の先まで見通したうえで対処できるパターンの場合、推測能力の有無が重要だそうです。物事を論理的に順序立てて理解し、その最終結末まで視野に入れて物事を考えることができるということですね。

 この力はどうしたら身につくのかは、今回は置いておきますね!
 
 『気が利く』子どもは(大人でも)常に五感がフル回転していると思います。1を聞いて10やるタイプの子どもに多いですね。それに対して、10を聞いて1やるタイプの子どももいます。同じ10のことを聞いたら前者の子どもは、後者の子どもの100倍の仕事をするわけですから、心身が疲れます。このようなお子さんには、必要最低限の指示しか、与えない方がいいと思います。(大人の場合も同じですね(^^)/)これ以上、いろんな指示をしたら、この子はどうなってしまうか心配です。

ご自分のお子さまの性格をつかんでおくことがとても大事ですね。特に上に兄、姉がいない、長女や長男の場合は、注意して観てください。

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「ひきだし」第15回 睡眠について

 みなさんもよくご存じの、レム睡眠とノンレム睡眠から入ります。
レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われているようです。レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。一方、REMのないノンレム(non-REM)睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。

 ここから学ぶことは、睡眠中に「記憶の整理や定着」がおこなわれているということですから、睡眠時間が短ければ、今日、記憶したことが脳に書き込まれず無駄になるということです。また、脳(こころ)や肉体の疲労回復もできないまま次の日を迎えてしまうということは、じわじわと本人が気づかない疲れが蓄積されていくことにもつながります。これが後程、大きな問題に発展していきます。

 深い眠りのノンレム睡眠が1時間ほど経つと、徐々に浅い眠りのレム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。

 ここの約90分周期が大きなポイントです。高校受験を控えている中3生にも、「90分×5回=450分(7.5時間)は最低必要だぞ!その時間を確保するために一日の計画を立てるために逆算をするように!」と伝えています。身(心)体のバランスを考えても大事なことです。

小学生は、どのくらいの睡眠時間が必要でしょうか。お子さまの就寝時間と起床時間のリズムはできていますか。また、睡眠時間は妥当かどうかを今、振り返ってください!

 小学生の中にも、疲れを訴える子どもが増えています。
 自分から「疲れている」と言える子どもは、まだいいほうです。自分の疲れを自覚できずに生活していて、腹痛や頭痛というサインを体が出したとき、このサインを大人は見逃さないようにしなければなりません。
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「ひきだし」第14回 こころとからだの関係

 みなさんは「心身症」という用語をご存じですか。おおまかに言うと、こころとからだに関連のある状態の病気を意味します。狭い意味では、心の状態から引き起こされた体の病気ことです。その発症や経過に心理的・社会的な因子が深くかかわっているものを言います。つまり、「心身症」というのは病名ではなく、そのような状態のことを指す用語だそうです。

 子どもたちを見てきて感じているのは、「いい子だね!」と言われ続けている子どもと、「この子は手がかかりますね!」と言われている子どもは、注意して観ていく必要があるということです。

「いい子だね!」と言われ続けている子どもは、周りの大人に作られた面があり、その過程で人の目を気にして、気を遣いすぎるくらい遣い疲れてしまっている場合や、人の期待にこたえようとして、自分の限界を超える日々を続けている場合が多いです。

 初めは、「笑顔」が多かった子どもの表情が限界越えでは、表情が無くなります。この最終サインを見落としたら、子どもの心は閉ざされてしまします。疲れきっている。もう何もできない。これ以上無理と判断したからだと思います。

「この子は手がかかりますね!」と言われる子どもは、周りの大人の物差しで見られ判断されていることが多いです。大人から見たら、周りと同調しない、自分勝手な行動をするのでそのようにとられてしまします。なぜそのような行動をとるのかの背景を知ろうとすることが、その子を知る第一歩です。

 人前では人に迷惑をかけないようにして明るく振る舞い、一人になると思いにふけってしまう。それがストレスになり(自分は何をしているのかという疑心暗鬼になり)自己肯定感が薄れ、何も話さなくなってきます。全て自分が悪いと思う思考回路に移ってしまう。

 上記のような場合、「心身症」になる可能性が高くなると思います。自分のペースで歩いていないから。他人のペースだからですね。

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