みなさんは「心身症」という用語をご存じですか。おおまかに言うと、こころとからだに関連のある状態の病気を意味します。狭い意味では、心の状態から引き起こされた体の病気ことです。その発症や経過に心理的・社会的な因子が深くかかわっているものを言います。つまり、「心身症」というのは病名ではなく、そのような状態のことを指す用語だそうです。
子どもたちを見てきて感じているのは、「いい子だね!」と言われ続けている子どもと、「この子は手がかかりますね!」と言われている子どもは、注意して観ていく必要があるということです。
「いい子だね!」と言われ続けている子どもは、周りの大人に作られた面があり、その過程で人の目を気にして、気を遣いすぎるくらい遣い疲れてしまっている場合や、人の期待にこたえようとして、自分の限界を超える日々を続けている場合が多いです。
初めは、「笑顔」が多かった子どもの表情が限界越えでは、表情が無くなります。この最終サインを見落としたら、子どもの心は閉ざされてしまします。疲れきっている。もう何もできない。これ以上無理と判断したからだと思います。
「この子は手がかかりますね!」と言われる子どもは、周りの大人の物差しで見られ判断されていることが多いです。大人から見たら、周りと同調しない、自分勝手な行動をするのでそのようにとられてしまします。なぜそのような行動をとるのかの背景を知ろうとすることが、その子を知る第一歩です。
人前では人に迷惑をかけないようにして明るく振る舞い、一人になると思いにふけってしまう。それがストレスになり(自分は何をしているのかという疑心暗鬼になり)自己肯定感が薄れ、何も話さなくなってきます。全て自分が悪いと思う思考回路に移ってしまう。
上記のような場合、「心身症」になる可能性が高くなると思います。自分のペースで歩いていないから。他人のペースだからですね。
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