みなさんもよくご存じの、レム睡眠とノンレム睡眠から入ります。
レム睡眠では、脳が活発に働いており、記憶の整理や定着が行われているようです。レム睡眠中は目がぴくぴく活発に動く、Rapid Eye Movement(急速眼球運動)があることからREM(レム)睡眠と呼ばれています。一方、REMのないノンレム(non-REM)睡眠では、大脳は休息していると考えられ、脳や肉体の疲労回復のために重要だとされています。
ここから学ぶことは、睡眠中に「記憶の整理や定着」がおこなわれているということですから、睡眠時間が短ければ、今日、記憶したことが脳に書き込まれず無駄になるということです。また、脳(こころ)や肉体の疲労回復もできないまま次の日を迎えてしまうということは、じわじわと本人が気づかない疲れが蓄積されていくことにもつながります。これが後程、大きな問題に発展していきます。
深い眠りのノンレム睡眠が1時間ほど経つと、徐々に浅い眠りのレム睡眠へと移行します。その後、またノンレム睡眠に移行して深い眠りに入った後、眠りが浅くなってレム睡眠に移行します。このような約90分の周期が、一晩に3~5回繰り返されます。
ここの約90分周期が大きなポイントです。高校受験を控えている中3生にも、「90分×5回=450分(7.5時間)は最低必要だぞ!その時間を確保するために一日の計画を立てるために逆算をするように!」と伝えています。身(心)体のバランスを考えても大事なことです。
小学生は、どのくらいの睡眠時間が必要でしょうか。お子さまの就寝時間と起床時間のリズムはできていますか。また、睡眠時間は妥当かどうかを今、振り返ってください!
小学生の中にも、疲れを訴える子どもが増えています。
自分から「疲れている」と言える子どもは、まだいいほうです。自分の疲れを自覚できずに生活していて、腹痛や頭痛というサインを体が出したとき、このサインを大人は見逃さないようにしなければなりません。
Esumo(エスモ)公式ページはコチラまで https://esumo.jp/