「ひきだし」第20回 特別編③/3 大人の接し方で、目の前の子どもがどう思うか(感じるか)

 今回は、特別編の完結です。

 大人の接し方で、目の前の子どもがどう思うか(感じるか)です。

 例えば、幼稚園で友だちとケンカして、友だちを泣かしたことを先生に伝えられた時の親(自分)の対応を想像してみてください。

もし仮に、一方的に攻めるだけなら子どもは『自分はこの家にはいらない人間なんだ!』と思う可能性が大きいです。また、子どもを叱りはしますが、「なぜ、そんなことをしたんだ」と理由を聞かれたら、子どもは『自分の気持ちも受け入れてくれるんだ』と思うのではないでしょうか。

 自分の子どもが『なぜ?そんなことをしたのか』ということを知りたいと思い、聞いてみるというがあれば、子どもに安心感が生まれ、そこからまた一つ「愛されている」という思いが芽吹き、自己肯定感が育まれる土壌ができると思います。

頭ごなしに叱り、突き放されると子どもの心はどうなるでしょうか?

 今の子どもたちは、「自分のいいところも悪いところも、みんな受け入れられ、愛されている」と思えない子どもが増えているので、不安(負のエネルギー)が増幅していると思います。その結果が、日本の高校生の72.5%が「自分はダメな人間だと思うことがある」という回答(悲鳴)が大人へのサインではないでしょうか。

 なぜ?このようになっているのかの本質を考えることを大人の私たちが始めなければ、今の子どもたちが、2045年問題をクリアして生き抜いていく力強い子どもに変身できないのではないでしょうか。

 3週に渡り、訪問していただきましてありがとうございます。感謝いたします。

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