「ひきだし」第26回 叱る

 今日は、前回の「叱る」にスポットを当てます!

「叱る」とは、子どもに腹を立てることではありません。子どもが、自分も他人も大切にするように、一つひとつ教えていくことと書きました。

また、大切なポイントを3つ挙げました。それについて少しだけほりかえしてみます。

① 全人格を否定するような言い方をしていませんか。

「あなたは、〇〇だ!」という表現は、相手を決めつけていう言葉です。それは全人格を否定することにつながります。
あくまでも行為を「叱る」のですから、
「△△するのは、よくないよ」という部分的な表現をしましょう。そして、の理由をしっかり分かるように、納得するように冷静に話していきましょう。

② 何を叱られているか、わかるような叱り方をしていますか。

私も両方の経験があります。親は叱りだすと、だんだん話が広がって「何を」叱っているのかがよく分からなくなるときが多いですね。冷静になれません>ヒートアップしていきます。
こんな時は、叱る前に「××するのはよくないでしょ!」と何がいけないかを整理してから話すことを心がけましょう。そうすることで、気持ちが冷静になっているものです。

③ どんな行動を取ったらいいか考えて、分からない時は、対処の仕方を聞きに来る。というような環境を整えていますか。

どのような行為がよくなかったかを具体的に伝えます。そして、それについての対処方法を、分かりやすく話すということを心がけていきましょう。感情対感情では、傷つくことはあっても、得るものはないと思います。

このように書くのは簡単ですが、実際に「叱っている」時に冷静になれるか?との戦いですね。冷静になるための「魔法の術」を考えてみてください。

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「ひきだし」第25回 褒めると叱る

 今日は「褒める」「𠮟る」についての話です。

「褒める」とは、子どもを評価することではないということです。子どものがんばり、成長を見つけて、その喜びを伝えていくことだそうです。
「叱る」とは、子どもに腹を立てることではありません。子どもが、自分も他人も大切にするように、一つひとつ教えていくことだそうです。

今までの「褒める」「叱る」という言葉の使い方が違ってきますね。「褒めて伸ばす」ということばが・・・。「褒められた」子どもがそれをどのように感じ、自らがどのように行動に転化していくかは子ども自身だということになります。「褒める」という行為は、道具を使って何かをするという行為とは違うことになります。「褒める」ということは、子どもの自己肯定感を上げることに結びつきます。

 では、子どもを「叱る」ときに気を付けることとは何でしょうか?
 どんな時に、どのような叱り方をしているか。ふり返ってみてください。

① 全人格を否定するような言い方をしていませんか。
② 何を叱られているか、わかるような叱り方をしていますか。
③ どんな行動を取ったらいいか考えて、分からない時は、対処の仕方を聞きに来る。というような環境を整えていますか。

 「叱る」という行為も、子どもの自己肯定感を上げることにつながることが分かりますね。

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「ひきだし」第24回 表現の仕方

 今回は、「表現の仕方」についてのお話です。

 我が子が元気になる接し方は?どんな接し方。
 
 親には親の評価基準があり、子どもの評価は、当たり前ですが親の「ものさし」で決まります。例えばテストで70点取ってきたとします。まず目が行くのは、間違ったところです。「なんでここ間違ったの?」ということばから評価が始まります。それに追い打ちをかけるように「こんなところもわからないようじゃダメじゃない」とことばが続き、ダメ押しの「だからいつも言っているでしょ!お母さんが言ったとおりにやらないからよ」で終わります。

 子どもが聞くのは、注意のことばやダメ出しのことば。否定のことばです。

 70点取れているのですから、7割褒められ、3割注意されるのがフェアな評価ではないでしょうか。親の「ものさし」は、相対評価であり絶対評価ではありません。その気持ちもわかりますが、自信を持てない子どもにとって、自己肯定感の低い子どもにとっては、3割を問題にしないで、まず7割をしっかり褒めていくことが大事なことだと思います。

 「ここちゃんとできるようになったね!」「ここもできているね!」そうすることで、自分もやればできるんだと喜びを感じることができ、心地よくなり、意欲が湧いてくる。プラスの方向に動き出していくと思います。

 親の観点が変わり、表現の仕方がかわれば、子どもの心にワクワクするプラスの気持ちが芽生えてくると思います。それが残りの3割を解決していくのではないでしょうか。


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「ひきだし」第23回 評価について

今回は、「評価」についてのお話です。
 
私の気づきは、廊下を通ったとき、K君(中学生)が楽しそうに、明るく授業を受けている姿を見たときでした。数学の授業ときとは全然違う表情です。得意、不得意という観点もあると思いますが、自分はK君を何も知らない。と言うか、自分勝手な観点で「評価」していました。 

このような仕事をしていると、年度が替われば「担当クラス」が変わる場合もあります。生徒のレベルで習熟度別にクラス変更もあります。その時に、子ども一人ひとりの「申し送り」を前任者とします。

子どもの性格、部活、習い事やその子どもの得意教科、不得意教科(単元等や学習習慣等)、伝達しておくべき大切なこと(注意点)など時間をかけて話し合います。その時に、私は本気で聞いていたのか?一人ひとりの子どものことを知ろうとしていたのか?という自責の念にかられました。

子どもの様子は、時間とともに、接する人とによって、場面でいろいろ変化します。子どもも大人と同様に、いろんな役を演じています。目の前にいる子どもの様子が全てではないということを「知る」ということが大事で、「知らない」ことの方が多いのです。

家庭での、学校での、スポ少や部活での、塾での子どもの様子・・・

自分勝手な「評価」で、接するのではなく、知らないのであれば前任者に相談してアドバイスをもらったり、本人に直接教えてもらったりという行動に出なければなりません。
先生と呼ばれる職業は、落とし穴が多いです。


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新年度のごあいさつ

新年度になりましたね。
 入園式、入学式と新しい出会いが始まる季節!子どもにとっては、チョッと勇気が必要な季節かもしれませんね。また、ワクワク・どきどきの季節でもあります。どんな経験をしながら成長していくのかが楽しみですね。

「春」は英語で「spring」です。
「spring」はもともと「突然飛び出す」という意味だそうです。冬の間に積もった雪や厚くなった氷が解け始めて、地下水を作り地表に「突然湧き出す」→「泉」の意味にもなるそうです。そのような季節は「春」ですね。また、突然飛び出すという意味から「バネ」という意味がうまれてくるとのことです。

 だから、「春」は何かに挑戦したい!という気持ちになるのかもしれませんね(^^)/

 新年度もよろしくお願いいたします。

追記:

新年度よりEsumoは、名前をEISUグループ中通校Esumoに変更します。それに伴い、対象を小学1年生~小学6年生、中学1年生~中学3年生、とし、新たなサービスとしてプログラミング指導の「プロクラ」をスタートします。また、高校生がいつでも自由に使え、安全面を考慮した「自習室会員生」もオープンします。中通地域の活性化に、子どもたちの学力向上に務めてまいります。これからも、よろしくお願いいたします