「ひきだし」第24回 表現の仕方

 今回は、「表現の仕方」についてのお話です。

 我が子が元気になる接し方は?どんな接し方。
 
 親には親の評価基準があり、子どもの評価は、当たり前ですが親の「ものさし」で決まります。例えばテストで70点取ってきたとします。まず目が行くのは、間違ったところです。「なんでここ間違ったの?」ということばから評価が始まります。それに追い打ちをかけるように「こんなところもわからないようじゃダメじゃない」とことばが続き、ダメ押しの「だからいつも言っているでしょ!お母さんが言ったとおりにやらないからよ」で終わります。

 子どもが聞くのは、注意のことばやダメ出しのことば。否定のことばです。

 70点取れているのですから、7割褒められ、3割注意されるのがフェアな評価ではないでしょうか。親の「ものさし」は、相対評価であり絶対評価ではありません。その気持ちもわかりますが、自信を持てない子どもにとって、自己肯定感の低い子どもにとっては、3割を問題にしないで、まず7割をしっかり褒めていくことが大事なことだと思います。

 「ここちゃんとできるようになったね!」「ここもできているね!」そうすることで、自分もやればできるんだと喜びを感じることができ、心地よくなり、意欲が湧いてくる。プラスの方向に動き出していくと思います。

 親の観点が変わり、表現の仕方がかわれば、子どもの心にワクワクするプラスの気持ちが芽生えてくると思います。それが残りの3割を解決していくのではないでしょうか。


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