「ひきだし」第30回 創造性と表現力を育む プログラミング!

今回は、先週の続きです。

 創造性と表現力を育む プログラミング!「プロクラ」

 私たち大人には既成概念があり発想が豊かとはいえないところもあります。ですが子どもたちにはそのような枠がありません。柔軟で独創的な発想で私たちが思いつかないものを形にしてきます。このことから子どもたち一人ひとりには、私たちが知らない宇宙のような、深海のような奥行きがあるんですね。

 その発想はどこから生まれるのか?土台は、「興味」と「安心」だと思います。興味があるから手を出せる。けれど失敗したら『もうダメだ!』という思いになってしまっては続きません。そこに「安心」というものが必要なのです。自己肯定感が高い(安心感がある)と失敗を恐れません。だから、トライ&エラーを何度繰り返してもミッションをクリアしようとするのです。そのような雰囲気を意識的に私たちは作っています。

 トライ&エラーで「創造力」が育まれていきます。『次は絶対成功するぞ!』という思いが、今までとは違う角度からの視点になり、コードの組み方を変えて思考する。何とかしたい思いが試行錯誤に!そして、さっきとは違う手段を考えた結果が「創造力」を育んだと思います。そこに自分が作りたいものをより自由に表現する〈場〉があるからできることだと思い見ています。

 「プロクラ」では月に1回、自分が設計して作ったものを一緒に学んでいる友だちや保護者の方への「発表会」があります。どんなにうまく設計しても、人前で話すというのはとてもハードルが高いことです。けれど、4か月目、5か月目からは自分の思いを「表現できる」ようになっていくから驚かされます。自分が必死になって、絞り出したアイディアで作ったものですから思いも入ります。熱もこもりますよね。

 今回は、宣伝のようになってしまいました。無料体験会を毎土曜日に実施していますのでHPをご覧ください。もしよろしければ体験してみませんか(^^)/

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「ひきだし」第29回 プログラミング的思考

今回は、「プログラミング的思考」について進めていきます。

今、こんなキャッチがあることを知っていますか?
「予測困難な未来を生きる子どもたちへ」

2045年問題(シンギュラリティ―)で、お子さんがどのように生き抜いていくか?と言われている昨今。そんな中、新型コロナが世の中に現れ1年が経ちました。新型コロナがIT化を10年先に進めたとも言われています。生活が一変しました。私たちが生きる時代は、未だかつてないスピードで新しい技術が生まれ、これからの社会で何が待っているのか、誰にも想像つかない風の流れに入り込みました。

このような時代を見こうして「プログラミング的思考」を育むことを目的とした、2020年の小学校でのプログラミング教育の必修化を皮切りに、2021年度は中学校へ、そして2022年度から高校での必修化が始まります。それが2024年度にはプログラミングに関する教科の大学入試科目としての導入が予定されているようです。

そんな中でどのようなプログラミングを学ぶのか?がとても大事です。
「プログラミング的思考力」とは!
文部科学省は「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つひとつ動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくか、といったことを論理的に考えていく力」プログラミング的思考と定義しています。

 つまりプログラミング的思考とは、プログラミングの領域にとどまらない、論理的な思考力のこと!
 ただ単に、プログラミングができるというのではありません。次回は、このことについてお話をします。

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「ひきだし」第28回 教育の質の向上を支援する教育ICT

今回は、「教育の質の向上を支援する教育ICT」とは!について考えていきましょう。

前回は「何を知っている」から「何ができるようになるか」へで終わりました。
これからの社会を生き抜いていくために、お子さまが身につける力とは?
例えば、質問したら、ロボットのように単一的な回答で終わってしまう人になるか!その質問からいろんな視点、発想や、会話が楽しく発展するように話題が豊富な人(惹かれる人)になるか?

どの仕事にも幅広い知識を持っている人はたくさんいますが、前者と後者の違いがこれからの社会に求められる資質・能力の違いでもあります。ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術を活用した教育活動全般)がさらに革新し、社会に浸透すればするほど、前者の能力を必要とする人の仕事は減り、後者の需要が高まることになります。

昭和、平成の時代は「板書をノートに書き写し、教科書や教材を使い知識をインプットして、テストで高得点を取れば・・・」というような環境や風習で育ってきました。また、私たちが成人するまでに費やした学習時間よりも、今の子どもたちが使える学習時間の量はいろんな習い事等で減っているのではないでしょうか。

どちらにも学習時間の量は限りがあります。だからこそ、一昔前よりも学習の質の向上をICTなど積極的に活用し実現しようとしている。これからの社会は、目的達成のために目的から逆算し、計画を立て、最短の時間で達成する人間味あふれる人(表現力豊かな人)を必要としていると感じます。

ですから、前述した「何ができるようになるか」の結論に至るまでに、情報技術を手段として活用する力(情報活用能力)の育成が急務になってきていると思います。子育てで、トライ&エラーが当たり前である環境とそれを見守ってくれる大人がそばにいることがとても大事なことがわかりますね。

情報活用能力は、情報を手段として活用し、問題の発見や、自分の考えをまとめられるようになるために必要な資質・能力のことです。

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「ひきだし」第27回 次世代の学習方法

 今回は、「次世代の学習方法」についてみなさんと一緒に考えたいと思います。

 なぜ?私がこれを取り上げたかというと、この年齢で「プロクラ」との出会いがあったからです。以前プログラミングとの接触はありましたが興味を持ちませんでした。その理由は私の理解力不足!から楽しく思えなかった!からです。それが「プロクラ」というものに出会ってプログラミングに対する考え方が変わりました。

 目が留まったのは「表現力」を育むという単語でした。これからのことどもたちが社会を生き抜いていくために必要な一つの大きな力だと考えていたからです。

 学習環境も大きく変わります。例えば、プログラミング教育が
 2020年度から小学校の授業に組み込まれました。
 2021年度からは中学校で全面実施となります。「技術・家庭」の技術分野の情報の技術へ
 2022年度から高等学校でのプログラミング教育が拡充!「情報Ⅰ」で共通必修科目となります。

 この背景には、将来の社会では基礎知識を生かして、その先にあるものを追求できる「創造性」のある人材が求められているのだと思います。そのために、社会に出る前の学校教育の充実が重要視されるのです。ゆえに、教育現場で、プログラミング的思考を育む授業やアクティブラーニングの導入が進んでいるのですね。

 「何を知っているか」から「何ができるようになるか」への時代へ風が動き出しました。
この風の中で生き抜いていける子どもたちに共通することは、自己肯定感が高いということだと思います。プログラミング的思考は、トライ&エラーが土台になります。何度失敗しても成功するまで立ち向かうという意思が必要です。それを支えるのが自己肯定感です。

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