「ひきだし」第28回 教育の質の向上を支援する教育ICT

今回は、「教育の質の向上を支援する教育ICT」とは!について考えていきましょう。

前回は「何を知っている」から「何ができるようになるか」へで終わりました。
これからの社会を生き抜いていくために、お子さまが身につける力とは?
例えば、質問したら、ロボットのように単一的な回答で終わってしまう人になるか!その質問からいろんな視点、発想や、会話が楽しく発展するように話題が豊富な人(惹かれる人)になるか?

どの仕事にも幅広い知識を持っている人はたくさんいますが、前者と後者の違いがこれからの社会に求められる資質・能力の違いでもあります。ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術を活用した教育活動全般)がさらに革新し、社会に浸透すればするほど、前者の能力を必要とする人の仕事は減り、後者の需要が高まることになります。

昭和、平成の時代は「板書をノートに書き写し、教科書や教材を使い知識をインプットして、テストで高得点を取れば・・・」というような環境や風習で育ってきました。また、私たちが成人するまでに費やした学習時間よりも、今の子どもたちが使える学習時間の量はいろんな習い事等で減っているのではないでしょうか。

どちらにも学習時間の量は限りがあります。だからこそ、一昔前よりも学習の質の向上をICTなど積極的に活用し実現しようとしている。これからの社会は、目的達成のために目的から逆算し、計画を立て、最短の時間で達成する人間味あふれる人(表現力豊かな人)を必要としていると感じます。

ですから、前述した「何ができるようになるか」の結論に至るまでに、情報技術を手段として活用する力(情報活用能力)の育成が急務になってきていると思います。子育てで、トライ&エラーが当たり前である環境とそれを見守ってくれる大人がそばにいることがとても大事なことがわかりますね。

情報活用能力は、情報を手段として活用し、問題の発見や、自分の考えをまとめられるようになるために必要な資質・能力のことです。

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