「ひきだし」第35回 子育て中の夫婦の悩み

今回は、子育て中の夫婦の悩みについて書いていきます。

 子どもができれば、今までの生活ががらりと変わることは想像できます。が、男親はそれを正面から受け止めることができているか?とても疑問です。(私もそうでした)私が実感したのは、娘が孫を里帰り出産して9ヶ月くらいいた時に大変さを実感しました。昔を思い出すと妻には、頭が上がりません(苦笑

 昭和の時代と令和では、子育ての環境が変化してきていると思いますが・・・どれくらい変わったのでしょかね。男性の家事・育児時間は増加傾向にあると想像できます。が、その分女性は楽になっているのでしょか?

 男性が子育て休暇を会社の中で取れる環境が整っていない理由は、やはり「育児・家事」は女性がやるものだという空気が世の中に充満していると同時に、男性側にも「家事は本来自分でやるべきもの」という意識が芽生えているかどうかだと思います。これは小さい頃からの教育に関わってくるのではないでしょうか。

 生まれてから幼少期までは母親でないと嫌がったり、母親でないとできないことも多かったり、母親の方が子どもと過ごす時間が多いぶん子どもの気持ちに寄り添えたりと母親の役割は大きいと思います。ですから、男性は、家事に重点を置いた役割分担を意識すればよいと思います。

 ご夫婦で話し合ってみるのが良いと思います。これは育児だけ終わりません。成長すると、習い事、スポ小、塾等の送り迎えをどうするか?ということにつながっていきます。できるだけ公共交通機関を使って、自分でもできるという体験が自己肯定感を上げることにつながります。

 ご夫婦で話し合われるときに、育児・家事に完璧を追い求めない!「○○家」の育児・家事で十分だと考えてみませんか。自分と他の家庭を比べてもっとよくしようと思う必要はないと思います。親が楽でないと子どもも楽になりません。家族が笑顔で生活するためにどうするかを考えてみませんか。

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「ひきだし」第34回 家族でたのしむ!

今回は「家族でたのしむ!」について書きます。

 手前味噌ですみません!
 子どもが小さかったころ、休みが合えば家族でキャンプに行きました。前日から、キャンプ道具を子どもたちと話し合いながら準備する中で、『今回はテントの入り口部分に自分は寝る』と長男が言えば、娘は『私はお父さんのいびきがうるさいから車に寝る!』と文句を言いながら結構夜遅くまでワイワイやっていました。

 妻は『キャンプの時はお父さんが料理してね!』『お酒ばかり飲んでないでね!』と言うので長男と二人して『男の料理!』と言いながら肉類の下準備や、焼きそばで使う野菜を切って袋詰めしたり、調味料のチェックやらペットボトルに水を入れて冷凍庫で凍らせたりと親子で分担し、楽しんで準備をしました。

 妻と娘は、シュラフや衣類などをいかに小さくまとめるか?パッケージの順番をどうするか?を話し合いながら作業していました。今、思えば、これが親子関係の構築であり、夫婦関係の構築であったと思います。そんな空気感を子どもたちは感じることで、安心感が育まれていたと思います。

 また、河原でキャンプしたときに、小4の長男が大学生と泳ぎで競争して勝ったことにみんなが「おー!」と拍手喝采だったこともあり、長男の自己評価はアップしたと思います(大学生が手加減してくれたのかもしれませんが)とてもいい笑顔でした。

 父親が我が子に何日も24時間まるごと関わることは1年の中でそんなに多くないと思います。けれど、普段の生活の中で時間を見つけて散歩に出かけるとか、一緒にお風呂に入るとかができればお子さんの自己評価(自己肯定感)はアップすると思います。是非やってみてください。

 私は子どもたちと一杯、いろんなことを話しました。その中で子どもの成長を感じました。また、妻への感謝の気持ちが膨らんできました。

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「ひきだし」第33回 お父さんが育児をする!

今回は、自分のことは扨置いて「お父さんが育児をする!」とどんなプラスの面が生まれてくるかについて書いてみます。

お父さんが子育てをすると、お母さんが楽になりますよね。ここが一番大きなことではないかと思います。お母さんに物資両面で余裕ができると、心が軽くなり家の中が明るくなると思っています。家の中が明るくなると、夫婦関係、親子関係に余白が生まれてくると思いまっています。

そのような環境だったらどんな子どもが育つのでしょうか。
 
 育児には、土日も祝日もありません。24時間、365日働き続けたらノイローゼになると思います。それを避けるためにどうするか?

 親は意識して、時々、休日を取る!おばあちゃん、おじいちゃんに頼ってはいけません(^^)/ たまにはいいですが毎度となるとおばあちゃん、おじいちゃんが逆に倒れてしまいます。では、どのようにして休日を取るか?それは、お互いに交換して半日か一日、子どもの面倒を見て、その間もう一人の親が休む時間を取ることです。

 仕事があり、たまの休みくらいは!と思うでしょうが(苦笑
 仕事も家事も育児も同じように大変なのです。
お父さんチョッと想像してみてください! 仕事前に食器を洗い、洗濯物を干し、掃除機をかけてから出社準備して・・・どうですか!

 お母さんは、子育てで寝不足の中、毎朝、子育てしながら炊事洗濯・・・これは冷静に考えると無理ですよ
ね!お互いにお休みを取れるように話し合ってみませんか。

 結果、お父さんが一人で子どもの世話をすることで、お母さんの大変さも理解でします。そこに感謝の気持ちが生まれます。また、普段知らなかった子どもの一面(成長)を知ることができます。何よりも夫婦関係がよくなること間違いなしですよ(^^)/

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「ひきだし」第32回 表現力は人づくりをしていくことで育成される

 今回は、「表現力は人づくりをしていくことで育成される」についてお話を進めていきます。

 少し前になりますが、お隣の野菜作りの師匠に苗を植える時期を聞いて、アドバイスを頂きながら5月9日に猫の額ほどの畑?に胡瓜、トマトの苗それぞれ2本を植えました。そこから毎朝、苗とにらめっこしています。子どもみたいに感じています(苦笑 いつも天気がいいわけでありません。雨の日もあれば風の強い日もあります。苗を植えたての頃は根が成長しているかとても心配です。

 さて、子どもに表現力をどう育てていくかを考えるとき、どうしても書く力、話す力をどう養うかといって、言語に関する能力を育てることに目が行きがちです。このこと自体誤っているわけではありません。方法や技術を考えるまえに「言葉のもつ力」について考えてみませんか!

 話しはそれますが、私の猫の額ほどの畑?は苗を植える約90日前から土の手入れを始めます。昨年の根を取り除き、酸素を含ませ、灰をまくことで土を中和するために土を掘り起こします。そして、土を寝かせます。週に1度くらい土を掘り起こして不要なものを取り除きながら酸素を含ませます。それを繰り返す中で養分を加えていきます。苗を植える前に結構手間がかかります。

 「土の持つ力」を何度も失敗して学んだから手間をかけます。また、植物は育てている人の足音を聞いて成長すると大昔、祖母から教わりました。

 人の心は言葉に表れます。言葉は相手のこころに影響を与えます。心の優しい人の言葉は人を優しくしたり励ましたりします。逆に言葉は人をいじめたり陥れたりすることがあります。言葉はそれを使う人の心(どれだけ相手を思っているか!)によって、諸刃の剣になる場合もあります。

 他者との良好な関係がつくられていることが表現力の育成にとって重要なのですね。
 表現力を育てる営みは心を耕すことであり、人づくりだと思います。人は環境の中で育ちます。大人がそれを意識して、創造していくことをしなければ心を耕すことができません。

 周りの大人が子どもの様子に興味を持って、気に掛けていることが子どもの「表現力を育む土壌」になるのではないかと感じます。

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「ひきだし」第31回 「表現力」の深掘り

今回は、前回の「表現力」をもう少し深堀(・・)してみたいと思います。

「ひきだし」に訪問していただいた大切なみなさまへ!
「表現力」とは? と聞かれたらどのように答えますか。映像化してみてください。

生きていくうえにおいて書くや話すは日常的に行われています。ですから言語による表現力を身につけ、発揮できる(場を持つ)ことは大切なことになります。

 ことばを換えると、生きていくための「たくましさを」を育てる。
「たくましさ」はどのようにしたら育つのか?このことは、保護者の方や子どもの前に立って指導するすべての人が今まで以上に強く考える〈流れ〉になってきているように感じています。

 角度を変えてみると、音楽や演奏、絵画や造形、書道や芝居など芸術的な表現力や民族舞踊やバレエ、サルサ、タップダンス、ストリートダンスなど体による身体的な表現力もあります。よって、その人の考えや思い、感情などの心の状態は、言語によって表現されるだけでなく、表情や身振り、振るまい、行動や態度などにも表れるものです。
 
 人はうれしいときには顔の表情が明るくなり、振るまいもはつらつしたものになります。逆に、つらいときには表情が暗くなりなります。どちらも人として表現している姿です。私たちの仕事はこの部分を見逃さないということです。(サインを受け止めて、並走するには〈読解力〉がなければなりません)

 整理しますと、人として生きていることが表現していることになる。だからこそ表現力は主体的に生きていく力そのものです。

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