今回のテーマは、「プログラム」と「プログラミング」のことばの違いから考える。
「プログラム」とは、物事の予定や行事の進行、演劇やコンサートの演目・曲目についての計画という意味です。この場合のプログラムは、人が人に対して日本語や他の言語で進行の手順を指定します。プログラム通りに行事や演目を進めるのも人が行います。
コンピューターにおいては、あらゆる処理の手順や内容がコンピューター言語(プログラミング)で指定されます。「プログラミング」とはコンピューターに指示を与えるということです。それによってコンピューターはその指示通りに動くということになります。
考えてみると、人はプログラムがなくても行動できます。コンピューターはプログラミングされなければ動けません。また、人はリアルタイムにプログラムを修正して行動することができますが、コンピューターはプログラミングされた通りに処理を続けます。
結局は人が考えるということです。人の生活がよりよくなるようにコンピューターが組み込まれた道具を使い、それによってできた時間を休息にあてたり、自分の可能性をさらに広げる学びにあてたり。どんな指示をされても正確に行うのがコンピューターです。私たちは、世のため、人のために何を考えるかが問われているかもしれません。
これからの時代はますます、自分がどうしたいのか?を突き詰められます。利己ではなく、利他の気持ちになって何をしていくか。何ができるかを考えていかなければコンピューターが悪用されるようになります。
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