「ひきだし」第41回 今の子どもたちに求められている教育とは何か その2

今回のテーマは、前回の続きです。

サブテーマ 「新しい価値をつくりだせる力を育む」

いきなりですが、電話機。今ではスマートホーン(2010年代に登場)が主流。1985年に携帯電話が生まれ36年間で、電話だけでなくテレビや音楽がどこでも見られたり聞けたりできる。写真だって取れて送れたりもする。世界中の人と一瞬に情報交換や共有もできる。また知りたいことも簡単に検索できるまで進化し続けています。こんなこと、36年前に誰が想像したでしょうか。

電話に「新しい価値」がどんどん付加されて行く流れの速い社会の中。今まで考えもしなかったことが学校でも始まっています。昨年度は、小学校に、今年からは中学校に、そして来年度は高校の授業に「情報Ⅰ」として必修化される「プログラミング教育」は何を目的として導入されたのでしょう?

想像し「新しい価値を逆算して」形にした人やチームは、試行錯誤の繰り返しだったと思います。あきらめずに学び、知識を組み合わせて完成させた。作っているときは「楽しかった!」「おもしろかった!」のではないかと思います。おもしろければ、それだけで学ぶ理由にもなりますし、継続できますよね。

それが学びの原点かもしれません。プログラミングもそうなのです。プログラミングに触れた子どもたちのほとんどは、「楽しかった!」「またやってみたい!」という反応を示します。何が子どもたちを掻き立てるのでしょうか。

自分が想像した、作りたいものを自分の判断で作ることが出来る。そこには競争もないし、点数化もされません。自分の自由なキャンパスだけがある。そんな時間は楽しいと思います。

 プログラミングは、多様な表現手段を持っています。子どもたちにとっては魔法の宝箱かもしれませんね。ここに「新しい価値を生み出す」種がたくさんあるのだと思います。また、今まで気づかなかった自分の中に眠っていたものが目を覚ますかもしれませんね。

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