今回のテーマも、前回の続きです。
サブテーマ 「プログラミングは目的ではなく、目的意識をやしなう“手段”」
学校のプログラミング学習は、プログラマーを育成するためのモノなのでしょうか?(その中からプロは出てくる場合もありますが)もしそうでないとすれば、何のために学校教育に取り入れたのでしょう。下記のような背景もあります・・・
日本のIT人材は、2030年に80万人、アメリカでも40万人不足すると言われています。IT先進国に後れを取ってしまっているという現状が背景にあるのでは? 日本は2025年までにプログラミング人材を100万人増やすことを目標にしているということも、世界のスピードについて行っていないと勘ぐってしまします。
将来、どんな社会なっているか誰も予測することができない!ということを保護者の方が、子どもとの会話の中でたまに触れているでしょうか。触れていたら、そんな社会を生き抜いていくために必要な力は「社会の変化を予測し、柔軟に対応する力」なんだよ!話してあげることが出来ます。変化を予測するためには、知識や技能が今まで以上に必要になってきますし、対応するためには相応のスキルが必要になることも子ども目線で話すことが出来ます。
今求められている学びとは「行動をともなうアウトプット型の学び」です。この学びは、前回も書きましたが「楽しくなければ継続できない」モノです。教科の学びに「プログラミング的思考」を導入することにより、「自らゴールを決め、それを達成するために逆算し、必要なパーツを考え、積み上げていく」ことで目的を達成するスパイラルが生まれる。
もしそうであれば、プログラミングはそれ自体が目的となるのではなく、従来の教科を学ぶ意味づけ、学びの目的意識を与えられるという可能性を持っていると考えられます。「何のためにプログラミングを学ぶのか」という子どもの疑問に対する一つの答えになるかもしれません。
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